カルヴァーリョ総督大橋開通40周年記念展はじまる=マカオ半島とタイパ島を結ぶ最初の橋
- 2014/11/26 19:32
- ツーリズム
マカオ半島と沖合に浮かぶタイパ島を結ぶ3本の橋のうち、最初に架けられたカルヴァーリョ総督大橋(嘉樂庇總督大橋)が、今年(2014年)10月に開通40周年を迎えた。また、今年はこの橋の設計を担当したポルトガルの著名建築家、エドガル・カルドゾ氏の生誕100年にあたる。
この2つを記念した記念写真展(見学無料)が11月25日から29日までの5日間、マカオ・南灣大馬路にあるルイ・クーニャ財団ギャラリーで開催されている。主催はマカオ土木技師学会。
カルヴァーリョ総督大橋はポルトガル統治時代の1970年に着工、1974年10月に開通した。長さは2570メートル、橋幅は9.2メートル、海面からの高さは最高35メートル。開通当時、世界最長の海上鉄筋コンクリート連続橋だった。名称の由来はジョゼ・マヌエル・デ・ソウザ・ファロ・ノーブレ・デ・カルヴァーリョ第121代マカオ総督から。地元マカオではマカオ・タイパ大橋の名で呼ばれることが多い。
橋が出来る以前は、マカオ半島とタイパ島の間の移動手段はフェリーが中心で、往復2時間かかったという。橋の開通後、タイパ島の開発が一気に進んだ。
その後、需要の高まりを受け、1994年の友誼大橋、2004年に西灣大橋がカルヴァーリョ総督大橋を挟んで東西にそれぞれ開通し、マカオ半島とタイパ島の間を結ぶ橋は3本体制となった。現在、第4ルートとして、友誼大橋の東側に海底トンネルを建設する計画が検討されている。