通関者数1.34億人=マカオの出入境施設、1-11月累計で早くも前年超え

マカオの出入境施設の通関者数が今年(2014年)1-11月の累計で1.34億人となり、前年実績の1.33億人を上回ったことがわかった。12月10日午後、マカオの政府系放送局TDMが新華社電を引用してラジオニュースで報じた。

マカオの出入境施設の中で利用者が最も多かったのは、マカオ半島北部にある關閘(ボーダーゲート)で、1-11月の累計は1億160万人となり、前年通年で過去最高を記録した9983万人をさらに上回り、初の1億人越えを達成。關閘・拱北ルートの通関者数は中国全土でもトップ。

關閘は、中国・珠海市の拱北との間を結ぶ陸路のボーダー。拱北は珠海市の市街地中心にあたり、大型バスターミナルや高速鉄道の駅のあるエリア。關閘出入境施設の利用者は中国本土からマカオを訪れる旅客、中国本土へ向かうマカオ住民の利用が中心。

今年12月18日から、關閘出入境施設の通関時間が2時間延長されることが決まっており、今後、さらに利用者数が増えるものと予想される。

中国本土を含む域外からマカオを訪れる年間旅客数はのべ約3000万人、マカオの人口は約60万人。

中国本土からマカオを訪れる旅客の大半が利用する出入境施設、關閘ボーダーゲート(資料)―本紙撮影

中国本土からマカオを訪れる旅客の大半が利用する出入境施設、關閘ボーダーゲート(資料)―本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  2.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  4.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun