習国家主席マカオ到着「一国二制度」の意義強調=あす返還15周年記念式典出席
- 2014/12/19 13:45
- 社会・政治
習近平国家主席率いる中国中央政府代表団一行を載せたエアチャイナの特別機が今日(12月19日)午後0時すぎにマカオ国際空港へ到着した。一行のマカオ滞在は明日(20日)までの2日間。マカオ返還15周年記念式典、第4代マカオ行政長官就任式典などに出席する。
習氏の国家主席就任後のマカオ訪問は初めてで、香港よりも先に実現。就任前には4度マカオを公式訪問している。直近の訪問は5年前の副主席在任時。
習主席は彭麗媛夫人とともにマカオへ降り立ち、崔世安マカオ行政長官、マカオ政府及び中央政府のマカオ出先機関の要職者ら、小旗を振る地元マカオの学校へ通うおよそ300人の小学生たちからの出迎えを受けた。
マカオ国際空港でメディアを前に講話を行った習主席は、まず「明日(20日)はマカオの中国復帰15周年という意義深い日にあたり、マカオの同胞とともに祝賀するためマカオを訪れた。中央政府、中国各民族全人民を代表してお祝いを申し上げたい」とマカオ市民へ挨拶を述べた。また、「返還後15年間のマカオの目覚ましい発展は全人民が注目すべきもの」とし、将来については「一国二制度とマカオ基本法が示す正確な道筋の上をしっかりと進めば、マカオの前途は安定した、より素晴らしいものになるだろう」とコメントしている。
この後、梁振英香港行政長官率いる香港特別行政区政府代表団もマカオ入りする予定。