マカオで開発中のカジノリゾート「超豪華に」=ルイ13世HD、254億円調達

マカオ・コタイ地区でカジノリゾート「ルイ13世ホテル」の開発プロジェクトを進めているルイ13世ホールディングスは12月20日、新株及び転換社債の発行により市場から16.4億香港ドル(日本円換算:約254億円)の資金調達に成功したことを明らかにした。

ルイ13世ホテルの建設予定地はコタイ地区の最もコロアン島に近い位置にあり、開業予定は2016年中頃を予定している。計画客室数はおよそ200室。同ホテルは「ウルトラ・ラグジュアリー」(ステファン・フン共同会長)を目指すとしており、今回調達した資金についても、デザインのアップグレードといった設備面の強化などに充てる方針という。

同社は今年(2014年)9月、英ロールス・ロイスとの間でホテル送迎用リムジン30台の予約購入契約を結んだ際、単一注文としてロールス・ロイス社史上最大規模の契約だったことでも話題を集めた。

ルイ13世ホールディングス(Louis XIII Holdings/路易十三集團)は香港証券取引所メインボード上場企業で、2013年にポールY.エンジニアリング(Paul Y. Engineering/保華建業)から社名変更を行った。

マカオ・コタイ地区では、カジノ運営企業などによるカジノ付き大型IR(統合型リゾート)施設の建設が同時並行で進められており、2015〜17年頃にかけて相次ぎオープンを予定している。マカオの今年第3四半期末時点の営業中ホテル客室総数は約2万8千室だが、現在建設中または計画中のものを含め、2020年頃までにおよそ2倍の5万4千室となる見通し。

ルイ13世ホテル完成予想イメージ(写真:Louis XIII Holdings)

ルイ13世ホテル完成予想イメージ(写真:Louis XIII Holdings)


ルイ13世ホテル起工式の様子。右から6人目がルイ13世ホールディングスのステファン・フン共同会長=2013年4月、マカオ・コタイ地区(写真:Louis XIII Holdings)

ルイ13世ホテル起工式の様子。右から6人目がルイ13世ホールディングスのステファン・フン共同会長=2013年4月、マカオ・コタイ地区(写真:Louis XIII Holdings)

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