大型カジノ施設シティ・オブ・ドリームズを行政処分へ=マカオ衛生局、無許可で喫煙ゾーン設置した疑い

マカオのすべてのカジノのマスゲーミングフロア(平場)の全面禁煙化が今年(2014年)10月6日からスタートした。以降、喫煙はフロア内に設置された政府の認可を得た喫煙所のみで可能となっている。喫煙所の設置申請はすでに締め切られており、新たに設置することはできない。VIPカジノについては、従来通りフロア面積の50%までの喫煙ゾーンの設置が認められている。

マカオ政府衛生局の鄭成業局長代理は12月29日、コタイ地区のカジノ付き大型IR(統合型リゾート)施設「シティ・オブ・ドリームズ」が、マスゲーミングフロア内に喫煙可能となるVIPカジノエリアを増設した問題について、違法行為にあたるとの認識を示し、行政処分の対象とする考えを明らかにした。また、現在、法律に基づき具体的な処分内容の検討を進めているといい、罰金が科される見通し。マカオの日刊紙「澳門日報」が12月30日付紙面で報じた。

マカオでは2012年1月1日に室内の公共エリアなど大半の場所を禁煙化する「新禁煙法」が施行された。今年10月のカジノのマスゲーミングフロアの全面禁煙化に続き、2015年1月1日からバー、ナイトクラブ、サウナ、マッサージ店などにも対象が拡大される。

メルコ・クラウン・エンターテイメント社が運営するカジノ付き大型IR(統合型リゾート)施設、シティ・オブ・ドリームズ(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

メルコ・クラウン・エンターテイメント社が運営するカジノ付き大型IR(統合型リゾート)施設、シティ・オブ・ドリームズ(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

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