マカオの1人あたり国民総所得11%増の880万円に=13年、東アジアでトップ
- 2014/12/30 12:57
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は12月30日、2013年のマカオのGNI(国民総所得)統計結果を発表。当年価格計算による2013年のGNIは前年比18.9%増の3477.8億パタカ(約430億米ドル、約5兆1700億円)となった。価格要素を控除した実質成長率は15.8%。
また、マカオの1人あたりGNIは、11.1%増の58万6681パタカ(約7万3000米ドル、約880万円)となり、前年に続いて東アジアでトップ。世界銀行が今年(2014年)4月に発表した統計などによると、日本が4万6140米ドル(約560万円)、香港が3万8420米ドル(約460万円)、韓国が2万5920米ドル(約310万円)、中国(本土)が6560米ドル(約80万円)。アジアトップはカタールの8万5550米ドル(約1030万円)。
GNIは、国内総生産(GDP)に海外からのキャピタルゲインなどの所得の純受け取りを加えた統計。安倍首相が2013年に「アベノミクス効果により、10年後に1人あたりGNIを150万円増やす」との目標を掲げたことで、日本でも注目が高まった。
なお、マカオの場合、カジノ経済の規模が巨大な一方、人口が極端に少ない。