ホテル客室稼働率90%、宿泊客数2%増の90万人=マカオ14年11月

マカオ政府統計調査局は12月30日、今年(2014年)11月のホテル客室稼働率統計を発表。今年10月末時点で営業中のホテルは98軒あり、提供客室数は前年同期から1%増の約2.8万室。このうち、五つ星ホテル数が27軒、その提供客室数は全体の66%を占める約1.8室となっている。

11月のホテル宿泊客数は2%増の90.2万人(のべ、以下同)。宿泊者の出身地別内訳では、中国本土が14%増の59.0万人、香港が22%減の9.9万人、台湾が12%減の2.6万人、韓国が11%増の1.7万人、日本が5%減の1.5万人。平均宿泊日数は前年同期から変わらずの1.4泊。

平均客室稼働率は2ポイント上昇の90%。等級別では、五つ星が91%、四つ星が92%、三つ星が90%、二つ星が81%、ペンサオン(格安宿)が65%だった。

今年1-11月の累計ホテル宿泊客数は前年同期比1%増の982.8万人、平均客室稼働率は4ポイント上昇の87%。また、宿泊を伴う旅客に占めるホテル宿泊率は前年同期比1ポイント減の69%だった。

マカオでは、コタイ地区を中心にカジノ運営企業などによるカジノ付きIR(統合型リゾート)施設の建設が同時並行で進められており、2015〜17年頃にかけて相次ぎオープンを予定している。マカオの今年第3四半期末時点の営業中ホテル客室総数は約2.8万室だが、現在建設中または計画中のものを含め、2020年頃までにおよそ2倍の5.4万室となる見通し。

約3000室の客室を持つカジノ付き大型IR(統合型)リゾート施設、ヴェネチアンマカオ(イメージ)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

約3000室の客室を持つカジノ付き大型IR(統合型)リゾート施設、ヴェネチアンマカオ(イメージ)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

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