福島拠点のパチンコホール経営、ニラクが香港証取に上場申請=日本国内新店開業資金調達目的
- 2015/1/1 19:07
- 香港・大湾区
福島県郡山市に本社を置くパチンコホール経営のニラクが昨年(2014年)12月29日に香港証券取引所に対して上場申請を行ったことがわかった。香港証券取引所にはダイナムジャパンホールディングスが2012年8月に日本のパチンコ業者として初めて上場を果たしており、ニラクの上場が実現すれば2社目となる。
マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」が昨年(2014年)12月31日の電子版で報じた内容によると、ニラクは上場を通じて1-2億米ドル(日本円換算:約120-240億円)を調達する計画。用途については、向こう2年以内に国内5ヶ所のパチンコホールの開店、ITシステムへの投資という。
現在、ニラクは福島県を拠点に、東北、信越、関東地方で54店舗のパチンコホールを運営している。
先に香港証券取引所への上場を果たしたダイナムジャパンホールディングスは、マカオのカジノ関連企業、マカオレジェンドディベロップメント社と業務提携を締結したことで注目を浴びた。香港証券取引所には、マカオレジェンドディベロップメントをはじめ、マカオのカジノ関連企業が複数上場していることでも知られる。
今回のニラクの上場計画は、日本国内の新店開発のための資金調達が主目的となっており、マカオのカジノや日本のIR(統合型リゾート)と直接的に関連した動きではないものとみられる。