広東省の高速道路総延長、今年6800キロ超えへ=中国全省トップ
- 2015/1/4 14:40
- 香港・大湾区
中国・広東省の高速道路の整備が急速に進んでいる。昨年(2014年)の大晦日、延長部分などを含む6つの高速道路が一気に開通し、総延長は中国全省でトップとなる6280キロメートルに達した。
マカオの日刊紙「澳門日報」が1月2日付紙面で報じた。広東省交通運輸庁によると、高速道路建設に対する投資額は昨年1-11月の累計で749億人民元(日本円換算:約1兆4500億円)に上ったという。この金額には、香港と広東省の珠海、マカオの間を結ぶ海上橋「港珠澳大橋」の主体工事に関する分担分の費用も含まれる。なお、年初予算から0.7%超過、前年同期比では23%増だったとのこと。
昨年、広東省で完成した高速道路プロジェクトは8件、総延長は581キロメートル分あった。このうち、最長だったのが楽広高速道路の302キロメートル。今年についても、複数の高速道路が開通する予定で、年末までに総延長は6800キロメートルを超える見通し。
広東省の面積は17万9800平方キロメートルで、中国の省では15番目の広さ、日本のおよそ半分にあたる。人口は約1億人で、中国全省一。日本の国土交通省が発表した資料によると、2012年4月1日現在の日本の高速道路総延長は約9268キロメートル。
中国自動車工業協会発表の資料などによると、中国の自動車販売台数(工場出荷台数)は、昨年1-11月の累計で前年同期比6.1%増となる2108万台となっている。