マカオ政府経済財政庁の梁維特長官は1月27日、訪問先の中国・北京で取材に応じた際、今年(2015年)上半期のマカオの月次カジノ売上の見通しについて、カジノ売上の前年割れが始まった昨年(2014)6月以降の7ヶ月間の実績をベースに、230〜280億パタカ(日本円換算:約3400〜4200億円)の範囲内で推移するとの見方を示した。
マカオの政府系放送局TDMが1月27日午後のラジオニュースで報じた。梁長官によると、マーケットに大きな変化がないことから、昨年下半期と同様のトレンドが続くとの考え。一方、例年書き入れ時となる旧正月、メーデー、国慶節といった中国本土の連休シーズンについては、予想を上回る可能性もあるとした。
なお、マカオ経済の長期的見通しについては楽観的だとコメントしている。