13年国際観光収入ランク中国4位、マカオ5位、香港10位=国連世界観光機関発表
- 2015/1/31 10:05
- 産業・経済
国連世界観光機関(UNWTO)がこのほど出版した「UNWTOツーリズムハイライト2014年版」の中で、2013年の国際観光収入ランキングトップ10が発表されている。中国(本土)が4位、マカオが5位で前年と変わらず、香港は1ランクダウンの10位にランクインとなった。
UNWTOによると、2013年の国際観光収入ランキング首位は米国の1396億米ドル(前年比:10.6%増、日本円換算:約16.4兆円)。2位はスペインの604億米ドル(7.4%増、7.1兆円)、3位はフランスの561億米ドル(4.8%増、約6.6兆円)、4位は中国(本土)の517億米ドル(3.3%増、6.1兆円)、5位はマカオの516億米ドル(13.7%増、約6.1兆円)、6位はイタリアの439億米ドル(6.6%増、5.2兆円)で、ここまでの順位は前年同様。7位は前年の10位圏外から急浮上したタイの421億米ドル(24.4%増、約4.9兆円)。以下、それぞれ前年から1ランクずつ順位を下げるかたちで、8位はドイツの412億米ドル(8.1%増、約4.8兆円)、9位は英国の406億米ドル(12.1%増、約4.8兆円)、10位は香港の389億米ドル(17.7%増、約4.6兆円)。
中国(本土)の伸長が1桁台だったのに対し、マカオは2桁増となり、その差がほとんどなくなっている。また、中国(本土)、マカオ、香港の合計では1422億米ドル(約16.7兆円)となり、首位の米国を上回った。