マカオの14年12月ホテル客室稼働率85.1%

マカオ政府統計調査局は1月30日、昨年(2014年)12月のホテル客室稼働率統計を発表。同月末時点で営業中のホテルは98軒あり、提供客室数は前年同月末から0.5%増の約2.8万室。このうち、27軒ある五つ星ホテルの提供客室数が65.9%を占める約1.8室となっている。

12月のホテル宿泊客数は前年同月比8.4%減の88.5万人(のべ、以下同)。宿泊者の出身地別内訳では、中国本土が3.2%減の55.9万人、香港が26.2%減の10.7万人、台湾が12.5%減の2.9万人、韓国が8.7%減の1.7万人、日本が23.0%減の1.4万人。平均宿泊日数は前年同期から変わらずの1.4泊。

平均客室稼働率は4.7ポイント下落の85.1%。等級別では、五つ星が4.2ポイント下落の86.1%、四つ星が6.8ポイント下落の85.9%、三つ星が6.2ポイント下落の84.7%、二つ星が1.2ポイント上昇の74.3%、ペンサオン(格安宿)が0.8ポイント下落の63.9%だった。

2014年の累計ホテル宿泊客数は前年同期比0.4%増の1071.3万人、平均客室稼働率は3.4ポイント上昇の86.5%。また、宿泊を伴う旅客に占めるホテル宿泊率は前年同期比1.4ポイント下落の68.8%だった。

マカオでは、コタイ地区を中心にカジノ運営企業などによるカジノ付きIR(統合型リゾート)施設の建設が同時並行で進められており、2020年頃までに相次ぎオープンを予定している。マカオの昨年12月末時点の営業中ホテル客室総数は約2.8万室だが、現在建設中または計画中のものを含め、2020年頃までにおよそ2倍の5.4万室となる見通し。

カジノ施設が建ち並ぶマカオ半島新口岸エリアの町並み(資料)—本紙撮影

カジノ施設が建ち並ぶマカオ半島新口岸エリアの町並み(資料)—本紙撮影

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