マカオの空気質改善傾向、「一般」以上が年間86%超=14年

マカオ政府地球物理気象局は2月12日、昨年(2014年)のマカオの空気質について、「良好」と「一般」の基準をクリアした日が前年から22日増え、年間86%を超えたという。

ただし、ロードサイドの観測スポットでは「不良」が1日、「極めて不良」が51日あり、空気質指数は最大221に達した。主な汚染物質はPM2.5(微小粒子状物質)とのこと。

中国(本土)の基準では空気質指数200-300は5級(全6段階)の「重度の汚染」にあたり、敏感な人だけでなく健康な人にも影響が及ぶことから、特に子供や高齢者、循環器系疾患を持つ人は室内に留まる必要があるとされるレベル。

同局では、マカオで採取したPM2.5の成分を分析するプロジェクトを香港科学技術大学と共同で展開するなど、珠江デルタ地域の大気汚染状況について科学的究明を行っているという。

秋晴れの青空が広がるマカオの旧市街(資料)=2014年9月本紙撮影

秋晴れの青空が広がるマカオの旧市街(資料)=2014年9月本紙撮影

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