マカオの15年1月ホテル客室稼働率79.4%=前年同月比1.5ポイント下落
- 2015/3/5 20:04
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は3月5日、今年(2015年)1月のホテル客室稼働率統計を発表。同月末時点で営業中のホテルは97軒あり、提供客室数は前年同月末から横ばいの約2.8万室。このうち、五つ星ホテルの提供客室数が66.4%を占める約1.8万室となっている。
1月のホテル宿泊客数は前年同月比8.0%減の80.3万人(のべ、以下同)。宿泊者の出身地別内訳では、中国本土が2.6%減の53.3万人、香港が31.7%減の7.6万人、台湾が8.2%減の2.9万人、韓国が1.6%減の2.3万人、日本が26.5%減の1.3万人。平均宿泊日数は前年同期から変わらずの1.4泊。
平均客室稼働率は1.5ポイント下落の79.4%。等級別で最も稼働率が高かったのは五つ星で、2.5ポイント下落の80.6%だった。
また、宿泊を伴う旅客に占めるホテル宿泊率は前年同期比1.3ポイント下落の69.0%だった。
マカオでは、コタイ地区を中心にカジノ運営企業などによる大型カジノ・IR(統合型リゾート)施設の建設が同時並行で進められており、2020年頃までに相次ぎオープンを予定している。マカオの昨年12月末時点の営業中ホテル客室総数は約2.8万室だが、現在建設中または計画中のものを含め、2020年頃までにおよそ2倍の5.4万室となる見通し。