マカオ沖で転覆の中国蛇頭密航船、イスラム国合流の途中か?=マカオ税関はウイグル族いないと否定

マカオ・コロアン島の南にあるハクサビーチ沖で今年(2015年)2月27日未明に発生した中国蛇頭の密航船転覆事故について、香港の日刊紙「明報」などは3月8日、この密航船に中国本土からマカオを経由して東南アジアへ向かい、過激組織「イスラム国」への合流を目指すウイグル族が乗っていた可能性があると報じた。

マカオの日刊紙「澳門日報」が3月8日付紙面で報じた内容によると、マカオ政府税関は同氏の取材に対し、沈没船の乗員乗客のうちマカオへ上陸、逮捕された6名について、全員がウイグル族ではないと供述しているという。一方、マカオ税関では今回の香港紙の報道に非常に高い関心を持っているとし、沿岸及び海上パトロールの強化、中国本土関係部門との情報共有を進めているとのこと。

密航船転覆事故では、およそ17-18人いたとみられる乗員乗客のうち、現在も一部が行方不明となっている。

転覆した蛇頭の密航ボートはマカオ当局により回収済み=2月27日、マカオ・コロアン島沖(写真:DSAMA)

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