香港地下鉄アイランド線延伸部、3ヶ月遅れで全駅開業へ=地下50メートルの新駅
- 2015/3/20 12:16
- 香港・大湾区
昨年(2014年)12月28日に開業した香港島北部を東西に貫く地下鉄(MTR)アイランド線(港島線)の西側延伸部(上環〜堅尼地城、約3キロメートル)だが、新設予定の3駅のうち、2駅のみでの暫定営業が続いている。
MTR社は3月19日、未開業となっている西營盤駅について、3月29日に開業することを正式に発表。2009年の西側延伸部着工からおよそ6年、暫定開業から3ヶ月後の全駅開業となる。なお、西營盤駅のホームは地下50メートルに設置されており、日本の地下鉄駅で最も深い位置にある東京都営地下鉄大江戸線六本木駅の地下42メートルを超える。
アイランド線では、西營盤駅の開業に伴い、金曜及び土曜の夜間、日曜午前から夕方までの時間帯を中心に週63本の列車を増発するダイヤ改正を実施するという。
MTR社が公表した資料によると、アイランド線西側延伸部周辺の就業及び居住人口は23万人で、香港島西部エリアで最も人口密度が高い地域にあたるとしている。