マカオのカジノ運営ライセンス保有6社の一角、ギャラクシーエンターテイメントグループ(銀河娯樂集團)は4月16日、今年(2015年)第1四半期(Q1)の業績を発表。売上は前年同月比32%減の約137億香港ドル(日本円換算:約2108億円)、調整後EBITDAは同40%減の23億香港ドル(約354億円)。
同社のQ1カジノ売上は34%減の133億香港ドル(約2047億円)。このうち、マスゲーミング(平場)部門が16%減の43億香港ドル(約662億円)、VIP部門が41%の大幅減となる87億香港ドル(約1339億円)だった。
マカオでは昨年6月から今年3月まで10ヶ月連続でカジノ売上が前年割れとなっている。今年Q1の累計カジノ売上は前年同期比36.6%減の647.77億パタカ(約9678億円)。
同社が発表したプレスリリースによると、チャレンジングなマーケット環境が続く中、Q1の業績悪化は予想の範囲内だったとのこと。今年5月27日に旗艦カジノIR(統合型リゾート)施設ギャラクシーマカオの第2期拡張部、隣接する区画にブロードウェイマカオの同時オープンを予定しており、今後、マスゲーミングマーケットを中心とした新規顧客の獲得による成長が見込まれるとしている。