マカオの新規住宅ローン承認額、前月比37.8%上昇=15年2月
- 2015/4/16 21:59
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局は4月14日、今年(2015年)2月の住宅及び商業物件向けローンの新規貸付承認総額を発表。新規住宅ローン貸付承認総額は前月から37.8%上昇の53億パタカ(日本円換算:約790億円)となった。商業物件向けは1.8%下落の47億パタカ(約701億円)。
2月の新規住宅ローン貸付け承認額53億パタカのうち、マカオ居民(=マカオ居留権保有者)が占める割合は97.9%。金額ベースではマカオ居民向けが前月比39.6%上昇、非居民向けが15.7%の下落となった。なお、前年同月比では106.9%の上昇。
未完成物件に対する新規貸付承認額は前月から168.2%の大幅上昇となる9億パタカ(約134億円)。このうち、マカオ居民向けが97.5%を占めた。前年同月比でも555.6%の上昇となった。
商業物件への新規貸付承認額47億パタカのうち、マカオ居民によるものが72.1%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民向けが21.6%下落、非居民向けが182.7%上昇。前年同期比では37.3%下落。
2月末現在の住宅ローンの未返済残高は1559億パタカ(約2兆3251億円)で、前月末から0.9%、前年同時期から27.5%のそれぞれ増。このうち、マカオ居民が占める割合は94.2%。マカオ居民と非居民の未返済ローン残高はそれぞれ前月から1.0%、0.6%のそれぞれ増。
商業物件向けローン未返済残高は前月末から1.0%、前年同時期から41.0%のそれぞれ増となる1278億パタカ(約1兆9061億円)。このうちマカオ居民が占める割合が89.8%。マカオ居民と非居民の未返済ローン残高はそれぞれ前月から0.5%、6.1%増。
2月末締めの住宅ローン未返済比率は0.08%で、前月末から0.01ポイント、前年同月から0.02ポイントのそれぞれ上昇。商業物件向けローンの未返済比率は0.06%で、前月末と同水準、前年同月から0.01ポイント上昇。