香港女性と中国本土男性の婚姻数、5年間で7割増
- 2015/4/17 10:46
- 香港・大湾区
香港特別行政区政府が4月15日に発表した最新統計によると、香港の昨年(2014年)の婚姻登記数5万6392件のうち、クロスボーダー婚姻(香港永久居留権保有者と中国本土の者)が2万651件あり、全体の36.6%を占めた。このうち、香港女性と中国本土男性のカップルが5435件で、総数に占める比率は上昇傾向にあるという。
同日、香港立法会に出席した政府民政事務局の曾徳成局長がクロスボーダー婚姻の詳細について詳細を語った。2010年から2014年までの香港の平均婚姻件数は毎年5万件を超え、このうちクロスボーダー婚姻が4割近くを占めたという。香港女性と中国本土男性のカップルがクロスボーダー婚姻全体に占める割合は2010年の17.5%から2014年には26.3%に上昇したとのこと。
一方、昨年の香港男性と中国本土女性の婚姻件数は1万5216件で、クロスボーダー婚姻の73.7%を占めたが、2010年の82.5%と比較すると占有率は下落傾向にあるという。
香港女性と中国本土男性のカップルによる婚姻件数は2010年に3259件、2011年に4129件、2012年に2930件、2013年に5293件、2014年に5435件となり、5年間で7割近い増加となっている。
香港政府統計處が発表した昨年末時点の香港の暫定人口統計によると、女性人口は391.1万人で、全体の53.8%を占める。また、1986年から2013年までの期間における未婚女性数は62.9%とのこと。