マカオ当局がカジノ統計を訂正、ゲーミングテーブル大幅減は間違い=15年第1四半期分

マカオ政府のカジノ監理部門にあたる博彩監察協調局は4月20日午前、同月17日に公表した今年第1四半期のカジノ統計の一部に誤りがあったことが判明したとし、数値の訂正を行ったことを明らかにした。

誤りがあったのは第1四半期のゲーミングテーブル総数。4月17日に公表された数値では、前期末(2014年12月末)との比較で81台の大幅減となる5630台だったが、訂正後は7台減の5704台とした。ミスがあったのはゲーミングテーブル数のみで、その他の統計項目の数値に対する影響は一切ないとのこと。なお、ミスが発生した原因は、データをアップロードする際に生じた技術的問題のためという。

マカオのカジノ売上が昨年(2014年)6月以降10ヶ月連続で前年割れとなっている中、VIPルームの相次ぐ閉鎖や合併なども取りざたされており、「ゲーミングテーブル大幅減」という統計結果がマカオ社会とマーケットに与えた心理的影響も大きかった。

なお、訂正によりゲーミングテーブル数は微減だったことが明らかとなったが、スロットマシンは330台減の1万2688台となっている。カジノ売上の大半を占めるバカラ及びVIPバカラの売上は昨年第4四半期から18%減の376.7億パタカ(日本円換算:約5602億円)で、カジノ売上全体に占めるバカラの割合は58%にまで低下。バカラに次いで売上規模が大きかったのはスロットマシンの29.1億パタカ(約433億円)、シックボー(大小)の16.1億パタカ(約239億円)だった。カジノ施設数は35軒で、2012年以降変動なし。

【資料】マカオの2015年月次カジノ売上(カッコ内は前年同月比)
・1月:237.48億パタカ=約3537億円(17.4%減)
・2月:195.42億パタカ=約2910億円(48.6%減)
・3月:214.87億パタカ=約3200億円(39.4%減)
>1〜3月累計:647.77億パタカ=約9647億円(36.6%減)
※データ出典:マカオ政府博彩監察協調局

カジノチップとバカラのゲーミングテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノチップとバカラのゲーミングテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

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