2021年度「アジアのベストレストラン50」にマカオから1軒ランクイン…IRウィンパレスの広東料理「永利宮」
- 2021/3/27 9:30
- ツーリズム
2021年度の「アジアのベストレストラン50」の結果が3月25日に発表された。マカオからはコタイ地区の大型IR(統合型リゾート)ウィンパレスの広東料理「永利宮(ウィンレイパレス)」が唯一ランクインした。
「アジアのベストレストラン50」は今年で9回目の開催。アジア各地で活躍する料理評論家、シェフ、レストランオーナーといった多数のレストラン業界の専門家ら300人超からなる「アジアのベストレストラン50アカデミー」メンバーの投票によってランク付けが行われるもの。また、各地域のフードライター、料理評論家、シェフ、レストラン経営者、著名な美食家などから構成され、男女比率を50:50としている評議委員会がある。今回の投票については、新型コロナの影響で旅行の機械が限られていることを考慮し、現地での食事に重点をおいた投票が行われたとのこと。
2021年度のランキング1位は香港の広東料理「大班樓(ザ・チェアマン)」。香港のレストランが1位になるの初めてのこと。同店は素材にこだわった広東料理と、本物の味を追求する一途な姿勢で知られる。2013年に初ランクインして以来、ランキング入りの常連となっており、2019年には「世界のベストレストラン50」でも41位にランクインした。
マカオから唯一ランクインした永利宮は50位で、3年連続のランクイン。ほかにも、ミシュランガイド香港マカオ2021で初登場で1つ星、フォーブストラベルガイドで3年連続で5つ星評価を獲得している。国際的に知名度の高い譚國鋒氏がエクゼクティブシェフを務める。
国・地域別のランクインしたレストランの数では、香港がトップとなる11軒。次いで、日本の9軒、シンガポールの8軒、タイの6軒、台湾の5軒の順。日本勢の最高順位は「傳」の3位で、4年連続「日本のベストレストラン」の称号が授与された。

2021年度「アジアのベストレストラン50」にマカオから唯一ランクインした「永利宮」の内観イメージ(写真:ウィンパレス)