セントレジスマカオ開幕、同ブランドで世界最大の400室規模=伝統カクテル「ブラッディーマリー」ご当地版も

12月18日午後、マカオ・コタイ地区の大型カジノIR(統合型リゾート)サンズコタイセントラルで新ホテル、セントレジスマカオの開幕セレモニーが開催された。

セントレジスは110年の歴史を持つホテルブランドで、シェラトン、W、ウェスティン、ル・メリディアンなどのブランドを有する国際ホテルチェーン、米スターウッド・ホテル&リゾートの最高峰に位置付けられる。セントレジスブランドのマカオ進出は今回が初めてで、全世界における展開施設数は36軒となった。

セントレジスマカオは38階建の高層タワー型ホテルで、スイートを含むゲストルームの総数は400室と同ブランドの中で世界最大規模となる。ゲストルームの面積は53〜477平米で、大半の客室からIRが建ち並ぶコタイ地区の中心を貫くメインストリート、コタイ・ストリップを望むことができるとのこと。

セントレジスにまつわる物語といえば、1934年にセントレジスニューヨークの「キングコールバー」のバーテンダーだったフェルナン・プティオ氏が生み出し、レシピを完成させたというウォッカとトマトジュースを使ったカクテル「ブラッディーマリー」が有名だ。セントレジスマカオのバーでは、大航海時代にポルトガルからマカオに伝わったピンクペッパーやシナモンを使ったマカオご当地版が提供されるという。

セントレジスマカオ開幕セレモニー。写真中央がフェルナンド・チュイ(崔世安)マカオ行政長官、その右隣がラスベガスサンズグループのシェルドン・アデルソン会長=12月18日(写真:GCS)

セントレジスマカオ開幕セレモニー。写真中央がフェルナンド・チュイ(崔世安)マカオ行政長官、その右隣がラスベガスサンズグループのシェルドン・アデルソン会長=12月18日(写真:GCS)


セントレジスマカオ館内イメージ(写真:St. Regis Macao)

セントレジスマカオ館内イメージ(写真:St. Regis Macao)


セントレジスマカオのゲストルーム(コタイデラックスキングルーム)イメージ(写真:St. Regis Macao)

セントレジスマカオのゲストルーム(コタイデラックスキングルーム)イメージ(写真:St. Regis Macao)

関連記事

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は11月22日、治安警察局及び消防局と合同でマカオの4つの陸路イミグレーシ…
  2.  マカオの主要な空の玄関口・マカオ国際空港の運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は11月22日、昨年(2023年)のマカオの産業構造統計を公表。マカオ…
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  5.  マカオ司法警察局は11月22日、違法薬物密売及び使用の疑いで香港人の女(37)を逮捕したと発表。…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun