マカオ政府博彩監察協調局は7月1日、今年（2018年）6月のマカオの月次カジノ売上について、前年同月から12.5%増、前月から11.7%減となる224.90億パタカ（日本円換算：約3074億円）だったとする最新統計を公表した。

マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れだったが、同年8月から今年6月まで23ヶ月連続で対前年プラスを維持している。

今年1〜6月の累計カジノ売上は1502.17億パタカ（約2兆0531億円）で、前年同期比18.9%増。プラス幅は前月から1.2ポイント縮小した。

なお、昨年通期の累計カジノ売上は2657.43億パタカ（約3兆6321億円）で、前年同期比19.1%増。マカオの年間カジノ売上が対前年プラスとなるのは2013年以来、4年ぶりのこととなる。マカオの年間カジノ売上は21世紀に入って以降、2013年まで右肩上がりに上昇。ピークにあたる2013年の売上は3607.49億パタカ（約4兆9307億円）だった。2017年は2011年とほぼ同水準。

【資料】2018年のマカオの月次カジノ売上の推移（カッコ内は前年比）
・1月：262.60億パタカ＝約3589億円（36.4%増）
・2月：243.00億パタカ＝約3321億円（5.7%増）
・3月：259.50億パタカ＝約3547億円（22.2%増）
・4月：257.28億パタカ＝約3516億円（27.6%増）
・5月：254.89億パタカ＝約3484億円（12.1%増）
・6月：224.90億パタカ＝約3074億円（12.5%増）
＞1〜6月累計：1502.17億パタカ＝約2兆0531億円（18.9%増）

カジノのイメージ（資料）—本紙撮影