第29回マカオ国際花火コンテスト、過去2回優勝の日本代表・丸玉屋小勝煙火店が2大会連続出場

マカオ政府旅遊局(MGTO)は7月24日、毎年秋の恒例イベントとなるマカオ国際花火コンテストの概要発表記者会見を行った。開催日は9月1、8、15、24日及び10月1日、打ち上げ会場はマカオタワー正面海上を予定している。

第29回大会は昨年(2017年)同時期に開催を予定していたが、直前の8月23日に台風13号(国際名:ハト)がマカオへ襲来し、人的、物的に甚大な被害をもたらしたことから、復旧作業を優先するため、中止となっていた。これを受け、今年は再度第29回大会として開催する運びとなった。

マカオ国際花火コンテストは20世紀中頃にマカオで盛んだった花火及び爆竹製造業の保護と伝承を目的として1989年にスタート。通常の花火大会と異なり、国や地域を代表して出場する花火製造メーカーによる作品の美しさを競うコンペティション形式を採用しているのが特徴となる。

今大会の出場国は打ち上げ順にフィリピン、韓国、日本、ベルギー、フランス、ポルトガル、ドイツ、オーストリア、イタリア、中国と発表された。各日2チームずつ(午後9時及び午後9時40分)の打ち上げが予定されている。また、打ち上げ当日は午後5時から午後11まで、マカオタワー横の特設会場にグルメ屋台が出るほか、ステージパフォーマンスといったプログラムも用意されるという。

MGTOによれば、人気の花火の鑑賞スポットはマカオ半島のマカオタワー、観音像及びマカオ科学館周辺の海沿い、ペーニャの丘の上、南灣湖畔のアニムアルテナンワン、タイパ島の北部の海沿いとのこと。

なお、日本はこれまで優勝8回、2位5回、3位2回を誇る。今大会に日本代表として出場するのは前回大会に引き続き、東京・府中市に本社を置く丸玉屋小勝煙火店。打ち上げ作品のテーマは「A Mystified Fireworks Dream(神秘的な花火の夢)」とのこと。打ち上げスケジュールは9月8日(土)の午後9時。同社は前回(2016年)の第28回大会と1993年の第5回大会で優勝、2007年の第19回大会で3位という好成績を残している。

*台風22号による影響で9月15日(第3夜)の打ち上げが21日に、24日(第4夜)は25日にそれぞれ変更となっている。最新スケジュールは公式ウェブサイト(http://fireworks.macautourism.gov.mo)参照。

マカオ半島のペーニャの丘の上から花火コンテストを望む(写真:MGTO)

マカオ半島のペーニャの丘の上から花火コンテストを望む(写真:MGTO)


マカオ半島南灣湖畔の新観光名所アニムアルテナンワンから花火コンテストを望む(写真:MGTO)

マカオ半島南灣湖畔の新観光名所アニムアルテナンワンから花火コンテストを望む(写真:MGTO)

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