マカオ、不正行為のカジノディーラーら6人逮捕…客に扮した仲間に負けてもチップ払い出す手口

マカオ司法警察局は8月17日、不正行為によりカジノ運営企業に損失を与えたとして、マカオ半島新口岸地区のカジノ施設に勤務するマカオ人のカジノディーラー職の女(51)及びその知人でマカオ人の元ディーラー職の女(46)、中国本土出身の男4人(25〜32)の計6人を業務上横領などの疑いで逮捕したと発表した。

8月14日午後、カジノ施設のセキュリティ部門から「あるバカラテーブルで客が勝負に負けたにもかかわらずディーラーが3万7000香港ドル(日本円換算:約51万円)分のチップを払い出したことが監視システムで確認された」として警備員が当該テーブルにいたディーラーと客の計6人を取り押さえたとの通報があったという。

警察官が現場へ急行し、6人を逮捕。元ディーラーの女に前科があり、その後の捜査で、この女が犯行を計画し、現職ディーラーと客に扮した仲間の男らの仲間と共謀して実行に移したことがわかったという。6人はチームを組み、現場主任の目が届きにくくなるよう画策するなどして犯行に及んでいたとのこと。なお、6人が7月29日にも同様の手口で24万6000香港ドル(約336万円)分のチップを不正に獲得していたことも明らかとなった。

マカオのカジノ施設でテーブルゲームに参加する際、現金ではなくチップを使用する。チップは少し分厚いコインのような形をしており、額面によって色やデザインが異なるが、いずれも小さく軽い。1枚10万香港ドル(約140万円)以上の高額チップも存在する。

チップはカジノフロアにあるキャッシャーと呼ばれるカウンターで額面の現金と交換することができる。つまり、現金そのもの。マカオのカジノでは、しばしばチップを狙った犯罪が発生している。

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて-本紙撮影

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて-本紙撮影

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