マカオの観光名所タイパヴィレッジで日本文化音楽祭初開催…9月22〜23日=マカオと日本の友好関係と文化交流の促進目的
- 2018/8/21 10:52
- 澳日関係
マカオ・タイパ島を主要拠点として活動する文化社団、タイパヴィレッジカルチュラルアソシエーションが今年(2018年)9月22日と23日の2日間にわたって「日本文化音楽祭」の開催を予定している。
同団体は8月20日、イベントの概要を発表。日本とマカオの友好関係及び文化交流の促進を目的とし、会場内のステージで日本と地元マカオのバンドによるコンサート、居合道と空手の武術パフォーマンスなどを行うほか、浴衣、絵馬、書道、伝統工芸、コスプレ写真撮影体験、8つの日本食を提供する屋台を設置する。
会場はタイパ島随一の観光名所でタイパヴィレッジの中心にあたる官也街(クーニャ・ストリート)の南端に位置する官也墟(クーニャ・バザール)。開催時間は午後0時から午後7時まで、入場無料。官也街周辺は平日、休日問わず多くの市民や観光客で賑わう人気観光地となっており、大きなプロモーション効果が期待される。
日本文化音楽祭は今回が初開催。タイパヴィレッジカルチュラルアソシエーションが主催、マカオ政府民政総署が共催パートナーとなり、在香港日本国総領事館もサポートする。
近年、マカオから日本を訪れる旅客は増加傾向にあり、日本文化や日本食に対する関心はもちろん、友好意識も非常に高い地域だ。日本政府観光局(JNTO)の資料によれば、昨年(2017年)の訪日マカオ人旅客数は約11.5万人に上った。マカオの人口は約65万人で、このうち約18万人を占める海外労働者を除いた人口で単純に割り算すると、およそ4人に1人が日本を訪れたことになる。年内にもマカオと香港国際空港の間を結ぶ海上橋が開通予定となっており、利便性向上に伴いマカオと日本の間の相互往来が活発化すると期待されている。
イベントの詳細はタイパヴィレッジカルチュラルアソシエーションの公式ウェブサイト(https://taipavillagemacau.org.mo/)参照。