マカオ、国際カジノ見本市「MGSエンターテイメントショー2018」開幕…初公開『鉄拳』スロットマシンが注目集める

マカオ・コタイ地区の大型IR(統合型リゾート)ヴェネチアンマカオ併設のコンベンション内のコタイエキスポホールで11月13日、大型国際ゲーミング(カジノ)見本市「MGSエンターテイメントショー2018」が開幕した。

MGSエンターテイメントショーは地元マカオのゲーミング(カジノ)機器製造業者の組合にあたる澳門娯楽設備廠商会(MGEMA)の主催で2013年にスタート。今年で6回目の開催、会期は15日までの3日間となっている。

MGSエンターテイメントショーには、スロットマシンメーカー及び関連機器やシステム、ゲーミングチップやプレイングカード(トランプ)などのカジノ用品、VIPルームなどを運営するカジノ仲介業者といったゲーミング(カジノ)関連業界のほか、IT、ショービジネス、飲食、サービス、什器、メディア、カジノ関連学科やディーラー養成コースを持つ教育機関まで、世界各地から幅広い企業・団体などが出展。また、併設会場でアジアのゲーミング業界の最新動向をテーマにしたセミナーやパネルディスカッションも行われ、アジアのゲーミング業界における最新トレンドやキーパーソンが一堂に会する情報及び人材ハブ機能も果たしている。

展示会場で大型ブースを積極展開しているのがゲーミング(カジノ)マシンメーカー各社だ。中でも、マカオのカジノに次々採用されているLMGと呼ばれるライブ中継型ゲーミングシステムのリーディングカンパニーとして知られる地元マカオのメーカー、LT GAME社は会場内最大規模のブースを構えた。同社が得意とするLMGシステムのほか、日本法人のLT GAME JAPAN社が日本ならではのアイデアや技術を活用して開発したという画期的なビデオスロット「RGX-1000」シリーズの展示コーナーでは、同シリーズの最新作でバンダイナムコの著名ゲームタイトル『鉄拳』とコラボしたビデオスロット3バージョンが今回世界初公開となったこともあり、来場者から大きな注目を集めていた。

ほかにも日本関連では、ゲーミングマシンメーカーのアルゼゲーミング、コナミオーストラリア、紙幣識別機のJCMグローバル、ゲーミングチップ製造のマツイアジア、トランプ製造のエンゼルプレイングカードマカオなどがブース出展。エキジビションホール併設のサミット会場では、2日目(14日)午後に日本のカジノ解禁をテーマにした日本及び海外の専門家らによる講演やパネルディスカッションも行われる。また、2日目には酒井法子さんが会場を訪れるほか、同日夜に開催されるガラディナーイベントでは歌を披露する予定とのこと。

MGEMAのジェイ・チュン会長はオープニングセレモニー後の囲み取材で、3日間の来場者数は8000〜1万人になるとの見通しを示した。

LT GAME JAPAN社がMGSエンターテイメントショー2018に出展した『鉄拳』コラボの新作ビデオスロット=2018年11月13日、ヴェネチアンマカオ・コタイエキスポホールにて本紙撮影

LT GAME JAPAN社がMGSエンターテイメントショー2018に出展した『鉄拳』コラボの新作ビデオスロット=2018年11月13日、ヴェネチアンマカオ・コタイエキスポホールにて本紙撮影


MGSエンターテイメントショー2018エキジビション会場イメージ=2018年11月13日、ヴェネチアンマカオ・コタイエキスポホールにて本紙撮影

MGSエンターテイメントショー2018エキジビション会場イメージ=2018年11月13日、ヴェネチアンマカオ・コタイエキスポホールにて本紙撮影

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