19年上半期の訪マカオ旅客数2028万人…前年同期比20%増=中国本土旅客が7割超

マカオ治安警察局は7月21日、今年上半期(2019年1〜6月)の出入境統計を公表。総出入境者数は前年同期から12.3%増となる9671万人(延べ、以下同)に上った。

イミグレーション施設別では、マカオ半島北部にある広東省珠海市拱北地区との陸路の主要玄関口にあたる關閘(ボーダーゲート)経由が8.9%増の7096万人、昨年10月の開通以来、旅客増が続く港珠澳大橋のマカオ側イミグレーション経由が718万人、香港や広東省沿岸主要都市との海路の玄関口にあたる外港フェリーターミナルとタイパフェリーターミナルは港珠澳大橋の開通による旅客の陸路シフトによりそれぞれ29.4%、26.5%の大幅減、空の玄関口にあたるマカオ国際空港は17.7%増の443万人、コタイ地区にある珠海市の横琴島(横琴新区)との陸路の玄関口にあたる蓮花口岸(コタイイミグレーション)は前年並みの470万人だった。

また、今年上半期の訪マカオ旅客数(インバウンド)は20.6%の大幅増となる2028万人。中国本土旅客が全体の7割超、香港旅客が18.2%、台湾旅客が2.6%を占めた。中華圏以外の国際旅客は9.8%増の174万人で、トップ10は、45万人超を記録した韓国を筆頭に、フィリピン、日本、マレーシア、インドネシア、米国、タイ、インド、シンガポール、ベトナムの順。

今年上半期に延べ7096万人が往来した關閘イミグレーション施設(写真:マカオ治安警察局)

今年上半期に延べ7096万人が往来した關閘イミグレーション施設(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)が…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  3.  マカオ治安警察局は3月31日、タクシー車内で拾った多額の現金入りの財布を着服したとして香港人の女…
  4.  このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2025年)1〜2月累計の歳…
  5.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は4月1日、今年(2025年)3月の月次カジノ売上(粗収益、…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun