高級ホテル「ラッフルズ」がマカオ進出へ…大型IRギャラクシー・マカオに併設、2021年下半期開業予定

 フランスに本拠を置く国際ホテルチェーン、アコーホテルズが展開する1887年創設の老舗高級ホテルブランド「ラッフルズ」がマカオへ初進出することがわかった。

 同社とマカオのカジノIR(統合型リゾート)運営大手のギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)が3月1日に発表した内容によれば、名称は「ラッフルズ・アット・ギャラクシー・マカオ(Raffles at Galaxy Macau)」。GEGがコタイ地区で運営する大型IR「ギャラクシー・マカオ」の第3期拡張部に今年(2021年)下半期オープン予定とのこと。

 ラッフルズ・アット・ギャラクシー・マカオは2つのタワーで構成され、中央のガラスのエアブリッジによって各フロアが接続する特徴ある造り(イメージ写真参照)。客室数は約450室で、アートとテクノロジーを融合した最新エンターテイメントシステムを導入するという。ラッフルズブランドのフラッグシップであるシンガポールのラッフルズ・ホテルで人気の伝統的なアフタヌーンティや同ホテルのバーで生まれたことで有名なシンガポール・スリングを提供する料飲施設やスパも併設するとのこと。

 現在、ギャラクシー・マカオにはザ・リッツカールトン・マカオ、バンヤンツリー・マカオ、JWマリオットホテル・マカオ、ホテルオークラ・マカオ、ギャラクシー・ホテルが入り、アンダーズ マカオも第3期拡張部に今年オープン予定とされる。さらに今回発表されたラッフルズが加わることで、マカオはもとより世界的にも稀有な複数の錚々たるラグジュアリーホテルブランドを併設するIRのポジションが一層確かなものになりそうだ。

ラッフルズ・アット・ギャラクシー・マカオ完成予想イメージ(写真:Galaxy Entertainment Group)

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