香港の法定休日が12日から17日へ増加…2030年にかけて段階的に

 香港立法会で7日、雇用条例改正案が通過した。2022年から2030年にかけて、2年おきに法定休日を1日ずつ増やす内容で、法定休日数は現在の12日から17日へ増える。第一弾として、2022年から仏誕節が新たな法定休日に加わる。

 香港には、大きく二つの「休日」が存在する。一つがパブリックホリデー条例に基づく「銀行假(バンクホリデー)」と呼ばれるもので、毎年17日(+毎週日曜日)。二つ目が雇用条例に基づく「労工假(レイバーホリデー)」で、毎年12日(+7日毎に1日)となっている。バンクホリデーは金融機関や役所の休業日となり、いわゆるホワイトカラー層はバンクホリデーに沿って休暇を与えられる場合が一般的だが、現場作業員やサービス業従事者などについては法定休日にあたるレイバーホリデーのみということもある。

 新たに追加となる法定休日は、仏誕節、クリスマス後の最初の日曜日、イースターマンデー、グッドフライデー、グッドフライデー翌日で、いずれもパブリックホリデーながら法定休日に属さない日となっている。

香港のイメージ=香港島・中環にて本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計調査局は8月16日、今年第2四半期(2024年4〜6月)の民間建築及び不動産取引統…
  2.  マカオ金融管理局は8月16日、今年(2024年)7月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備資…
  3.  マカオ司法警察局は8月16日、勤務中に合計31万香港ドル(日本円換算:約587万円)分のゲーミン…
  4.  マカオ政府統計・センサス局は8月16日、今年上半期(2024年1〜6月)にマカオで開催されたMI…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun