マカオ、カジノで他人のカネを溶かす…自称「賭博術に精通」の男が詐欺罪で御用に

 マカオ司法警察局は1月4日、賭博術に精通していると騙り、他人から託された総額19万香港ドル(日本円換算:約317万円)を溶かしたとして、中国本土出身の男(27)を詐欺罪で検察院送致したと発表。

 警察発表によれば、被害者は中国本土からマカオを訪れていた男性(25)で、同月2日、マカオ半島新口岸地区にあるカジノ施設で3人の男と知り合い、男らが賭博術に精通しており、負けたら折半にする条件で金儲けの手助けをしようと持ちかけられ、これを信用して総額19万香港ドルを託したとのこと。しかし、結果的には全額負けてしまい、被害者が折半分の返金を要求したところ拒否されたことからカジノフロア内で揉め事に発展。カジノ施設の警備員が被疑者のうち1人を取り押さえ、警察に引き渡したという。なお、被疑者の仲間とみられる男2人は隙をみて逃走したため、警察が行方を追っている。

 マカオのカジノ施設では、しばしば同様の詐欺事件が報告されている。

マカオ司法警察局(資料)=本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  地域の環境保護分野における高効率交流プラットフォームとしてマカオ政府の主催で年に一度行われる「マ…
  2.  マカオ政府統計・センサス局が2月21日に公表した資料によれば、今年(2025年)1月の総合消費者…
  3.  澳門海關(マカオ税関)は2月20日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対する監察体制を維持す…
  4.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナは2月21日、昨年通期(202…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するMGMチャイナホールディングスは2月21日、同社傘下のI…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年3月号
(vol.141)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun