マカオの新型コロナ感染率6〜7割…中国本土、香港、台湾から入境の場合は検査証明不要に

マカオ政府は1月5日午後4時からの会見で、同月8日午前0時から新型コロナ防疫措置を調整(緩和)すると発表。

 中国本土、香港、台湾からマカオへ入境するにあたり、いかなる新型コロナ検査証明も求めないとした。中国本土、香港、台湾以外の国と地域から入境する場合はマカオ行き航空機、船舶の搭乗手続き時に48時間以内の抗原検査またはPCR検査陰性証明の提示が求めれる。香港、台湾、外国からの入境者は入境翌日から7日以内に中国本土へ入境する際に48時間以内のPCR検査陰性証明が必要とのこと。

 このほか、8日からマカオ国際空港のトランジットサービスが再開され、入境時の強制的健康申告と入境後の健康管理措置は廃止となる。

 マカオ政府社会文化庁の歐陽瑜長官は会見の中で、すでに流行はピークアウトしており、1月8日に(ゼロコロナからウィズコロナへの)過渡期を終える述べ、1月4日時点までに人口の37%にあたる約25万人の感染報告があったが、未報告や無症状もあり、医療機関、学士、教員の間での感染率調査結果をベースにした試算として、すでに人口の6〜7割が感染済みとした。

 衛生局の羅奕龍局長によれば、最新調査における流行株はオミクロンBA.5.2が77%、BF.7が23%だったとのこと。

香港とマカオ、珠海を結ぶ「港珠澳大橋」のイメージ(資料)=2019年10月本紙撮影

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