マカオ、単日インバウンド旅客数が4万人超を記録…年初来最多に

 マカオは1月8日からウィズコロナへ完全移行した。これに伴い水際措置も大幅緩和され、中国本土、香港、台湾からマカオへ入境する場合、いかなる新型コロナウイルス検査結果の提示が不要に。海外から入境者についても48時間以内の迅速抗原検査陰性結果で可となった。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月13日、同月12日(木曜日)の単日インバウンド旅客数が4万0643人に上り、年初来最多を記録したと発表。昨年(2022年)の単日平均比で160.1%増だった。このうち中国本土からの旅客が同129.8%増の3万2148人、香港からの旅客は419.8%増の7345人。

 MGTOが香港市場向けインバウンド誘致プロモーション施策の一環として、1月13日から香港〜マカオ間の往復にかかる一部交通機関の運賃を片道無料とするキャンペーン「Macao Treat」を展開することから、香港市場における訪マカオ需要の高まりも期待される。

マカオの世界遺産・聖ポール天主堂跡前の様子=2023年1月12日(写真:MGTO)

 水際措置が大幅緩和された1月8日は日曜日にあたり、同日の単日のインバウンド旅客数は3万9606人に上り、昨年(2022年)4月30日(約4.1万人)以来の最多を更新。その後、平日にも関わらず3万人台後半を維持し、ついに12日に4万人を突破するに至った。

 今後、年間最大の観光ピーク期のひとつとなる春節連休を迎え、大型イベント等も従前規模での開催が復活するなどから、一層のインバウンド旅客増が見込まれる。

マカオ・タイパ島の観光名所・官也街の様子=2023年1月12日(写真:MGTO)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は9月21日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の越境車両出境ゲート横に新設…
  2.  マカオでは、まもなく年間最大の多客期のひとつとなる国慶節ホリデーを迎える。  マカオ政府経…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は9月20日、2023/24年(調査期間:2023年3月〜2024年3…
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  5.  マカオ司法警察局は9月21日に特別会見を開き、前日(20日)マカオの路線バス車内でマカオの小学生…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年10月号
(vol.136)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun