マカオ、単日インバウンド旅客数が約4.6万人を記録…新型コロナ流行後の最多に

 マカオは1月8日からウィズコロナへ完全移行。同日より中国本土、香港、台湾からマカオへ入境する場合、いかなる新型コロナウイルス検査結果の提示が不要となるなど水際措置が大幅緩和され、インバウンド旅客数の回復が進む状況。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月14日、同月13日(金曜日)の単日インバウンド旅客数が4万6702人に上り、昨年(2022年)の単日平均比で198.5%増、また2020年に新型コロナの流行が始まって以来(マカオで水際措置が強化された2020年1月26日以降)の最多を記録したと発表。このうち中国本土からの旅客が同163.4%増の3万6906人、香港からの旅客は497.7%増の8442人。

 直近1週間(1月6〜12日)累計のインバウンド旅客数は24万0880人、単日平均3万4411人で、前週(12月30日〜1月5日)の単日平均1万9532人から76.2%、12月の単日平均1万2630人からは172.4%のそれぞれ増に。

 このほか、1月6〜12日の平均ホテル客室稼働率は67.4%となり、12月30日〜1月5日の52.0%から15.4ポイント、12月の43.1%から24.3%のそれぞれ上昇だったとのこと。

 今後、年間最大の観光ピーク期のひとつとなる春節連休を迎え、1月13日には香港〜マカオ間の往復にかかる一部交通機関の運賃を片道無料とするキャンペーン「Macao Treat」がスタートしており(3月31日まで)、インバウンド旅客の回復傾向を維持するとみられる。

多くの人出で賑わうマカオの観光名所周辺エリアの様子=2023年1月13日(写真:MGTO)

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