マカオ警察が2日間で職質した105人中33人の不法行為が発覚

 マカオ治安警察局は5月8日と10日かけてマカオ半島の北部、中区、新口岸地区及びコタイ地区にあるカジノIR(統合型リゾート)周辺で防犯パトロールと身分証チェックのための職務質問を実施。

 同局によれば、2日間で105人に対して職務質問を行った結果、うち33人の不法行為が明らかになったとのこと。不法行為の内訳は「換銭党」と呼ばれる違法両替が23人、売春が7人、オーバーステイが3人。なお、インバウンド旅客が27人を占め、中国本土からが24人、フィリピンからが2人、ベトナムからが1人。すでに関係当局へ身柄を移送し、調査や処理が進められているという。

 マカオでは、今年(2023年)初頭からウィズコロナ政策への転換を機に水際措置の大幅緩和が進み、インバウンド旅客数が急回復している。人的流動の増大に伴い、警察当局が観光名所や繁華街周辺でのパトロールや取り締まりを強化して臨んでいる。

マカオ治安警察局がコタイ地区で実施した防犯パトロールの様子(写真:マカオ治安警察局)

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